敷地に合わせてプランしたオリジナルバイクガレージの話

千葉県某所、住宅街の中にある今回の現場。少し前に建てられたご自宅の駐車場スペースに、愛車のバイクを格納したいというご依頼です。既製品だとご希望のサイズに合うものがないので、「シダーガレージ・ジュニア」をアレンジしてプランすることに。出来ればこのクラシックビートルも格納してあげたいところですが、建築スペースに限りがある為断念しました。

ガレージ自体はなるべく大きくしたいところですが、幅と奥行にあまり余裕がないことに加え、2階部分のせり出しもあるため配置が難しいです。現場で何度か打合せをして、ようやくサイズと配置が決定しました。

 

工事開始です。既存の土間コンクリートは活かし、その上にブロック基礎を設置します。梅雨の時期の施工でしたが、晴れが続いてラッキーでした。

土間に勾配があるのでモルタルで調整します。

 

後日、構造材が納品されました。「シダーガレージ・ジュニア」はツーバイフォー材の半割材をスタッドにした軽量の壁パネルなので、大人二人で持ち上げて移動できます。また屋根構造もパネルになっているので、それぞれの壁パネルを順番にビスで固定していくだけ。

数時間で構造工事は完了です。建ってみると中は広く、頭上空間もかなり余裕があるので開放的です。

外壁はレッドシダーのベベルサイディング。ドアはシンプソンの窓付き木製ドアを採用し、木の雰囲気が存分に楽しめる仕様です。

内装はせず、構造現しです。鉄管パイプを這わせて、中に配線を通します。コンセントやスイッチは金属製を採用しインダストリアルな雰囲気で統一。

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