海の見える高台に建てられたガレージハウスの話

和歌山県の海のほど近く。瀬戸内海の東側の入口、紀伊水道を望む高台にガレージハウスを建てたいというご依頼です。大きさは約34坪で、今回もシダーガレージをベースとした平屋の住宅となります。

こちらが今回の現場。幹線道路沿いの大きな土地に、母屋のほか、離れを数棟やプールなどを設置する予定だそうです。

建物の幅が途中で変わるので、屋根の棟が二つになっているのですが、切妻屋根が重なる様子が外観上の一つのアクセントとなっています。また今回は、野地板を二層にして断熱材をサンドイッチする屋根断熱工法を採用しており、通常用より屋根の厚みがあるのでレッドシダーの破風・はな隠しを二重張りしているのですが、重厚感があってとてもいい雰囲気です。

屋内はシダーガレージの特徴であるギャングネイルトラスが並びます。一般的な住宅の場合ですと、トラスの下端に天井を張りますが、今回は屋根断熱の工法をとっているため天井は張らずあえてトラスが見える状態での仕上げとなります。

一層目の野地板は白く塗装。天井を張らないためヘッドルームも広く、開放感がある空間を実現しました。

 

そして完成した姿がこちら。
青い空と海に映えるホワイトの外観が素敵です。ゲートやフェンス、芝生やヤシの木の雰囲気も相まって海外のリゾート地のような佇まいになりました。

海を望むリゾートガレージハウスでした。別荘として使用されるとのことですが、都心からのアクセスもいい場所なので、たくさん使っていただけると嬉しいです。

 

設計: 株式会社 大東設計
施工: 森岡工務店

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