〜はじめに〜
ジェイスタイルガレージの取り扱うキットの「シダーガレージ」は基本的に全てツーバイフォー工法で作られる建物です。柱を用いず壁が構造の荷重を支える設計なので、大きくがらんとした空間を作るのに適しており、むき出しになった構造やトラスが他には無い雰囲気を醸し出します。
27年前、私たちが輸入のキットガレージの販売を始めると、次第に「ここに住みたい」という声をお客様から頂くようになってきました。ただ我々は工務店でもなければ建築事務所でもないので、すぐに「良し!」とはならなかったのですが、建築士さんや国内のパネル工場さんに相談しながら徐々にお客様の要望に答えてアレンジを加える事ができるようになりました。「ガレージプラス+」という商品がそれです。その後は住宅を始め、店舗や低層アパートなど数多くの建物をご提案し販売してきました。
〜ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)について〜
ツーバイフォー工法(木造枠組壁工法)は北米で誕生し、1974年に日本にオープン化された木造建築の工法です。それまでの日本の木造建築(木造軸組工法・在来工法とも)が柱、梁、筋交いを張り巡らせた骨組を作り上げていくのに対し、ツーバイフォー工法はディメンションランバーと呼ばれる規格化された木材(2×4, 2×6等)のみを使用し、予め加工されたパネルを緊結し壁や天井等を“面”で仕上げていきます。
ツーバイフォー工法はその構造上、面剛性が高くねじれに強いため高い耐震性を誇ります。また金物や釘も、建設省告示により構造部位ごとに種類や本数、打ち方が指定されているなど耐震性を高めるために合理性の高い緊結方法が用いられます。
耐火性の高さもツーバイフォーの特徴の一つです。躯体と仕上げが分離されているため石膏ボード等の不燃材を重ねて貼ることで防火性を高めやすく、また壁や床などの躯体が面材に挟まれた空気層を持つため火や煙が回りにくい構造となっています。
日本を襲った台風や地震といった自然災害も記憶に新しく、建物により「災害への強さ」が求められる時代になってきましたが、このようにツーバイフォーは「強さ」の面でも高い性能を誇ります。
〜ドンガラハウスで少なく豊かな暮らし〜
断捨離、ミニマリズム、働き方改革、リモートワーク、キャッシュレス…
さまざまな新語がメディアで取り上げられる今日。私たちも、自身のライフスタイルにおけるこれまでの固定観念を見直す時代になってきたのかもしれません。以下では、ジェイスタイルガレージが今あらためてご提案したい住宅のかたちをご紹介致します。“LESS IS MORE”という有名な言葉があります。世界三大建築家と呼ばれるドイツのミース・ファン・デル・ローエが広めた考え方で、住宅で言うならば「必要最小限のものだけに囲まれたほうが、いい暮らしができる」ということです。私たちは便利に暮らすためについつい多くの部屋を設けたり、コストをかけて多くの設備を取り入れたりしてしまいがちです。しかし物や機能の多さが必ずしも生活の豊かさに繋がるわけではなく、むしろ窮屈にさせてしまうことさえあると思います。
そこで私たちがご提案したいのは必要最低限な空間と設備のみを設けた”ドンガラ”ハウスです。例えばあらかじめ仕様の1から100までを熟考して決めて家を建てても、実際に生活してみるとやはり不要な物はあるものです。そうではなく、住み始める頃には必要最低限な物だけを揃えて生活をしていく中で必要なものはその都度揃えていくという方が、不要なものにコストをかけずに済み、また実際の生活によりフィットしたものが選べるはずです。
〜ジェイスタイルガレージとして提案したい「未完成住宅」〜
未完成住宅とは、基礎、構造躯体、屋根、外壁、ドアや窓などの外部建具、断熱材など建物として一次的な箇所は簡素であってもしっかりと作り、内部建具や照明、壁や天井や床の仕上げ材は好きなものを取り入れ、自身で仕上げていくという考え方です。
これはツーバイフォー建築を日本に取り入れた先駆者である建築家の納賀雄嗣さんが『実践 2×4住宅の設計』という本の中で、「何から何まで造られ過ぎている今日の住宅へのひとつの提言」として言及している事です。この本は20年以上前に出版されたものですが、インターネットが普及し個人レベルで様々な物を手に入れられる今の時代にもとてもマッチした考え方だと感じます。「自身で仕上げていく」のは大変なように聞こえますが、自分で手入れが出来るという事であり、家に対しさらに愛着が湧くものです。
これから住宅をお考えの方の参考になれば幸いです。もし、ご不明点やご相談が有りましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
お客様のご要望に添えるよう、ご提案させていただきます。
〜納品までの流れ〜
ご相談
まずは施主様のご希望をお伺い致します。土地によって規制や条件は様々ですので、この際に土地の条件が記載された書類をお持ち頂けますとスムーズにご提案ができます。
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お見積り
これまでの打合せを元にお見積りを作成致します。基本的に基礎や水道、電気工事は弊社では承っておりませんので、それに関しましては地域の工務店さんや電気屋さんにご相談頂く事になります。建物の構造の工事は地域によりますので予めご承知下さい。
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ご契約
お見積りにご了承頂きご契約となります。納品の前に半金をお支払い頂きます。
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納品
納品後残りの半金をお支払い頂きます。
ガレージプラスの商品ページでは参考価格や詳細を記載してますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
お問い合わせ、お待ちしております。